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【SONYシューティンググリップレビュー】GP-VPT2BT は動画撮影に必要か?(体験談あり)

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SONYのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」は動画撮影に必要なのか?ZV-E10のユーザーには必要なのか?1万2千円もするなら他のアクセサリーの方がいいのでは?と悩んでいませんか?

この記事でわかること

  • GP-VPT2BTの仕様・対応機種・使用法・操作方法を解説
  • 動画撮影に必要なのか?あなたには必要なのか?
  • 実際に使って感じたメリット・デメリット

私自身が「GP-VPT2BT」を実際に使ってみた経験から、接続の簡単さや、撮影中の使用感、メリット・デメリットを具体的にお伝えします。「GP-VPT2BT」がどのような人に向いているのか、あなた自身が選ぶべきなのかどうか、記事を通じて判断いただけると思います。最後に、全体的な評価と結論について述べます。お求めの情報がここにあるはずです。
ぜひ読み進めてください。

SONYシューティンググリップ「GP-VPT2BT」を徹底レビュー

ここではSONYのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」について解説し、具体的な使用感やメリット・デメリットをレビューしていきます。動画撮影に本当に必要なアクセサリーなのか、レビューでしっかりと確認してください。

GP-VPT2BTの主な仕様

「GP-VPT2BT」は、SONYのBluetooth接続ができるシューティンググリップです。軽量かつコンパクトながら多機能で、ワンハンドでカメラの操作が可能です。「GP-VPT2BT」は、1台で3通りの使い方ができます。ハンドグリップ、ワイヤレスリモコン、ミニ三脚として、使用できます。最大の特徴はワイヤレスで使用できること。SONYの他のシューティンググリップや外付けマイクのように有線接続ではないので、撮影中に有線接続が気になったりすることがありません。

サイズ グリップ状態 約 幅49.5×高さ173.0×奥行42.0mm
サイズ 三脚状態約 幅146.5×高さ133.5×奥行163.0mm
カラーブラック ホワイト
重量ブラック 約215g、 ホワイト 約186g
付属品キャリングポーチ
リチウムコイン電池(CR2032×1)
カメラの接続方法最初のみペアリングが必要
通常使用時は電源を入れるだけでBluetooth接続
表側から
裏側から
GP-VPT2BTの三脚ネジとカメラ本体の三脚ネジ穴で接続できる。
「GP-VPT2BT」上部のノブを回すことで、カメラ本体と三脚ネジで固定します。

GP-VPT2BTの対応機種

「GP-VPT2BT」はSONYのEマウントのミラーレス一眼カメラ、ZVシリーズ、Cyber-shotなどの一部機種とBluetooth接続が可能です。対応機種は日々更新されるので、購入前にSONYの公式ウェブサイトで最新情報を確認しましょう。

SONY公式サイトはこちら

https://www.sony.jp/ichigan/products/GP-VPT2BT/compatible.html

大型センサーモデル
RX100VII/RX0 II
デジタル一眼カメラ“α”[Eマウント]フルサイズセンサー
α7C/α7C II/α7CR/VLOGCAM ZV-E1
α7 III/α7 IV/α7R III/α7R IV/α7R V
α7S III/α9/α9 II/α1
デジタル一眼カメラ“α”[Eマウント]APS-Cセンサー
α6100/α6400/α6600/α6700
VLOGCAM ZV-E10
デジタルカメラ VLOGCAM
VLOGCAM ZV-1/VLOGCAM ZV-1F/VLOGCAM ZV-1 II
Cinema Line カメラ
FX30/FX3

GP-VPT2BTの使用方法

使い方は非常に簡単です。まず、GP-VPT2BTの電源を入れます。次に、一度だけカメラとのペアリング作業を行うと、その後は電源を入れるだけで自動でBluetooth接続されます。グリップのボタンで各種操作を行うことが出来ます。撮影終了後の電源切断もボタン一つで可能です。

GP-VPT2BTの操作方法

操作方法もシンプルでわかりやすいです。ボタン部分にはシャッターボタン、ズームレバー、録画ボタンなどが配置されており、複雑な操作は一切不要。左下にあるC1ボタンはカスタムキーとして設定し、自分だけのお気に入り機能に設定できます。C1ボタンのおすすめは「押す間AF/MFコントロール」。普段はSONYの優秀なオートフォーカスを使用して、C1ボタンを押しているときだけMFに切り替えることで、前ボケを入れながらピント送りが撮影できます。使用するカメラのC1ボタンをカスタムすると、同じようにGP-VPT2BTでも使用できます。

GP-VPT2BTのデザイン性について

軽量かつコンパクトなデザインは、機能性を兼ね備えた美しいフォルムを生み出しています。全体的にはシンプルながらも質感を感じることができ、誰もが納得するクオリティです。三脚の角度調整は説明書がなくても直感的に操作できる、シンプルな構造です。角度を変えたり、カメラの向きを変えたりできます。

動画撮影に「GP-VPT2BT」は必要か?

便利な機能は動画撮影に有用

「GP-VPT2BT」は動画撮影時にとても有益な機能があります。例えば、片手で構図の微調整や録画開始が可能な点は動画撮影時に非常に役立ちます。また、ズーム機能もスムーズに操作できるため、表現の幅が乏しい動画撮影でも自由度を広げてくれます。

便利だけど良い映像になるわけではない

だからと言って、「GP-VPT2BT」があれば必ずしも良い映像が撮れるとは限りません。あくまで撮影をサポートするツールなので、最終的には構図や色彩など映像の質を左右するのはカメラやレンズ、あなたの技量に委ねられます。

実際にSONYシューティンググリップ「GP-VPT2BT」を使用してみた

私自身が「GP-VPT2BT」を持って撮影を試みた際の感想や使用感をレポートします。

  • カメラとの接続が簡単すぎる
  • 電池持ち
  • 腕への負担感
  • カメラバックに入れておけるサイズ

カメラとの接続が簡単すぎる

最初の接続方法

最初の接続方法は非常に簡単で、カメラの設定画面で「Bluetooth接続」を選び、「GP-VPT2BT」の電源を入れるだけで繋がります。

最初の接続方法を解説します。まずは「MENUボタン」を押します。
「ネットワーク」の中の「Bluetooth設定」を選択する。
「ペアリング」を選択する。
この画面になったら、GP-VPT2BTの操作に移ります。
「PHOTO」と「ズームボタンのT側」を同時に7秒以上押し続ける。
この画面になったら「確認」を選択してください。最初の接続設定は完了です。

通常使用時の接続方法

通常使用時は、カメラと「GP-VPT2BT」の電源を入れるだけで自動的に接続されます。電源以外は何も操作する必要がありません。

電池持ち

電池の持ちは文句無しで、普段使いであれば電池切れを心配することはほとんどありません。リチウムコイン電池(CR2032)を1個使用します。私は週末くらいしか使用していませんが、1年で1回交換する程度でした。

腕への負担感

重さは約215gと軽量です。使用するカメラにもよりますが、ZV-E10といっしょに使用した場合は腕への負担も少なく、長時間の撮影にも耐えられます。簡易三脚にもなるので、平らな場所なら気軽に置いておくことができます。

とりあえずカメラバックに入れておけるサイズ

コンパクトでどんなカメラバックにも収まるサイズ感なので、とりあえず持っていくことをオススメします。必要になるシーンがきっとあるはずです。

SONYシューティンググリップ「GP-VPT2BT」のメリット・デメリット

「GP-VPT2BT」のメリット・デメリットについて、詳しく評価します。

GP-VPT2BTのメリット

動画を撮影したくなるガジェット

この製品の大きな魅力として、動画撮影をしたくなる魅力があります。動画撮影用のガジェットなので、周りのひとに「YouTubeやってるのかな?」という目で見られてしまいます。実際に周囲に人がいる状況で「GP-VPT2BT」を使用して撮影していると、「動画を撮影しているのかも」と察していただいているのか、カメラに写り込まないように避けてくれているんだと思います。動画撮影がしやすい環境になりますので、周囲に配慮しながら撮影を楽しみましょう。

構図の微調整にズームレバーが活躍する

ズームレバーは微妙なズーム調整が可能です。これにより、細かい構図の調整がスムーズに行えます。ZV-E10の場合は「全画素超解像ズーム」(フルHD ✕2.0、4K ✕1.5)が使用できるので、単焦点レンズでもズーム操作が可能です。身動きできない状況で重宝する機能です。

持ちながらREC開始できるから便利

片手での録画開始は非常に便利です。動画撮影は考えることがたくさんあります。これにより、撮影チャンスを逃さずに済むでしょう。

GP-VPT2BTのデメリット

手ブレを抑える効果はない

「GP-VPT2BT」には手ブレを抑える機能がないので、一部の撮影シーンでは手ブレや揺れに悩まされることもあるでしょう。手ブレを抑えるためには「カメラを固定する」「カメラ・レンズの手ぶれ補正を使用する」「ジンバルを使用する」等の対策が必要です。SONYのカメラを使用している場合は、「Master Cut」というSONYが提供するアプリで撮影後に補正することができます。「GP-VPT2BT」に手ぶれを抑える効果は期待できません。

便利だけど良い映像になるわけではない

「GP-VPT2BT」は多機能で便利なアイテムです。しかし、映像撮影においては、構図・色彩・明るさなど映像の質を高める要素は使用するカメラやレンズ、あなたの技量に依存します。「GP-VPT2BTがあれば良い映像が撮影できる」という訳ではありません。

「GP-VPT2BT」を選ぶべき人と選ぶべきではない人

「GP-VPT2BT」がどんな人に合うか、合わないかについてまとめてみました。

ZV-E10などのVLOGCAMと相性バツグン

VLOGCAMと呼ばれるビデオブログ専用カメラと「GP-VPT2BT」は相性が良いです。特にSONYのZV-1やZV-E10などは、とても相性が良いです。私はZV-E10と一緒に「GP-VPT2BT」を購入しました。操作が簡単で、気軽に持ち運べて、他の人が持っていないガジェットを使用することで、楽しく動画を撮影することができます。

一眼カメラ初心者へのメリット

一眼カメラ初心者でも、「GP-VPT2BT」なら操作が簡単なのでスムーズに撮影を楽しむことができます。実際に私はシャッタースピードやF値がわからない状態で、ZV-E10と一緒に購入しました。最初はカメラの仕組みが分からなかったので、「GP-VPT2BT」の操作だけで動画を撮影していました。使っていくうちにカメラの仕組みがわかってくるので、初めてSONYの一眼カメラを買う方にはおすすめです。

ブイログで気軽に動画撮影を楽しみたい人におすすめ

ブイログをはじめ、SNSでのショート動画撮影などを楽しみたい方に、「GP-VPT2BT」はおすすめ。簡単操作なので撮影に集中することができます。

映像のクオリティにこだわりたい人にはおすすめできない

「GP-VPT2BT」があっても高品質な映像を撮影するためには、撮影スキルやレンズ、カメラ本体の性能なども重要です。そのため、映像のクオリティにこだわりたい方は、他の撮影機材も視野に入れて考えることが必要です。

SONYシューティンググリップ全体の評価と最終的な結論

「GP-VPT2BT」は、使いやすさと多機能性を併せ持つ、初心者から上級者まで幅広く使えるシューティンググリップです。最大の特徴はBluetooth接続でワイヤレスで使用できること。片手で撮影が可能であり、ズーム調整など微妙な構図の調整もスムーズに行えます。しかし、良い映像を撮影するためには撮影技術や機材の性能なども考慮する必要があるため、映像のクオリティにこだわりたい方には別の選択肢も必要になるでしょう。「GP-VPT2BT」はカメラ操作をサポートするツールであり、そのような存在として考えることで有効活用できるはずです。以上が「GP-VPT2BT」についてのレビューとなります。

価格や在庫は下記のリンクからご確認ください。