SONY APS-Cレンズ SEL35F18について、「初心者が買うレンズとしてどうなのか?」「どんな写真が撮影できるのか?」「シグマ Contemporary 30mm F1.4 DC DNと比較するとどうなのか?」と悩んでいませんか?
この記事では、これらのことを解説します。
・SEL35F18の特徴と基本スペック
・ZV-E10と組み合わせた場合の作例
・SEL35F18のメリット・デメリット
・シグマ Contemporary 30mm F1.4 DC DNと何が違うのか?
わたしはZV-E10を購入する際に「最初のレンズは何にしよう?」と悩んで、SEL35F18を購入しました。
「わたしがSEL35F18を選んだ理由」と「カメラ初心者の私の作例」は、あなたのレンズ選びの参考になります。
ぜひ最後まで記事を読んでください。
【特徴と基本スペックを確認】SONY E 35mm F1.8 OSS|SEL35F18
特徴①|開放F値1.8はぼけ感を活かした撮影ができる
SEL35F18は、開放F値が1.8の明るいレンズ。
F値を下げるとぼけ感を活かした撮影が可能。
背景をぼかしてお子さんや主題を強調した映像を撮影できます。
キットレンズは開放F値が3.5くらいのレンズが多く、初心者さんにはぼけ感を活かした撮影が難しい。
「SEL35F18」は、F値を下げるだけで簡単にぼけ感を活かした撮影ができます。
特徴②|フルサイズ換算52.5mmは扱いやすい焦点距離
焦点距離35mm(フルサイズ換算52.5mm)は、初心者さんが扱いやすい標準域のレンズ。
目で見た景色に近い映像を収められるので、構図を決めやすい画角です。
広角域のレンズはいろんなものが背景に写り込んでしまうため、初心者さんには難しい焦点距離。
「SEL35F18」は、初心者さんでも背景処理がしやすいレンズです。
特徴③|SEL35F18のサイズと外観
大きさ:最大径φ63mm、全長45mm
質量:約154g
SEL35F18の基本情報
名称 | SONY(ソニー) 35mm F1.8 OSS |
型名 | SEL35F18 |
レンズマウント | ソニー Eマウント |
対応撮像画面サイズ | APS-Cフォーマット専用 |
新品価格 | 約5.0万円 |
中古価格 | 約3.7万円 |
買取価格 | 約2.0万円 |
開放F値 | 1.8 |
焦点距離 | 35mm (フルサイズ換算52.5mm) |
レンズ内手ぶれ補正 | あり |
絞り羽根 | 7枚 |
レンズ構成 | 6群8枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
フィルター径 | φ49mm |
大きさ | 最大径φ63mm、全長45mm |
質量 | 約154g |
SEL35F18の付属品
・レンズフード 花形バヨネット式 ALC-SH112
・レンズフロントキャップ
・レンズリアキャップ
【作例】SEL35F18とZV-E10の組み合わせ
【作例】ポートレート
ただいま準備中
【作例】テーブルフォト
ただいま準備中
【作例】風景・スナップ
ただいま準備中
【作例】F値の違いを確認
ただいま準備中
【作例】全画素超解像ズームの画質を確認
ただいま準備中
SEL35F18のメリット
メリット①| 初心者さんでも簡単にぼけ感を活かした撮影ができる
F値を下げるだけで簡単にぼけ感を活かした撮影ができます。
キットレンズは開放F値が高いため、初心者さんにはぼけ感を活かした一眼カメラらしい撮影が難しく感じてしまいます。
スマホでもポートレートモードがありますが、加工された感じがあります。
SEL35F18は、カメラのダイヤルでF値を下げるだけの簡単操作で、自然なボケ感を演出できます。
メリット②|持ち歩きたくなるコンパクトサイズ
SEL35F18をZV-E10に装着しても、小さなカバンにすっぽり収まるサイズ感。
普段使いのバッグにインナーケースを使用して、持ち歩けます。
また、カフェなどで撮影する際に大きなカメラは恥ずかしくて、せっかくの撮影機会を逃してしまいます。
SEL35F18のコンパクトサイズは、どこでも気軽に撮影できるちょうどいいサイズ感です。
メリット③|レンズ内手ぶれ補正がある
初心者さんの失敗作の特徴は「ピントが合っていない」「写真全体がぶれている」ことです。
「ピントが合っていない」について、SONYのカメラはエントリー機でも非常に優秀なオートフォーカスがあるので、しっかりと被写体のお子さんの顔にピントを合わせられます。
「写真全体がぶれている」について、ぶれてしまうひとつの原因が「手ブレ」です。
カメラを持つ手をしっかりと固定していないと、手ブレが発生していまいます。
SEL35F18はレンズ内手ぶれ補正があり、手ブレを軽減してくれます。
手ブレを軽減するための対策は他にもありますが、SEL35F18のレンズ内手ぶれ補正機能を使用して、失敗を防止しましょう。
SEL35F18のデメリット
デメリット①|ズームできない
SEL35F18は焦点距離を変えることができない単焦点レンズ。
自分が動いて画角を調整します。
ズームレンズは焦点距離を変えることで、画角を調整できます。
お子さんの運動会や発表会では、移動できないのでズームレンズが活躍します。
SEL35F18の出番はほとんどありません。
でも、運動会や発表会は年に数回。
お子さんを撮影するのは自宅やお出かけ先がほとんど。
SEL35F18は、お子さんの日常を切り取る普段遣いのレンズとしておすすめです。
デメリット②|室内では狭い
赤ちゃんや小さいお子さんの室内撮影では、思ったよりも離れて撮影しなくてはなりません。
スマホの画角は機種によりますが、フルサイズ換算26mmくらい。
普段からスマホのカメラに慣れていると、SEL35F18は画角が狭く感じてしまいます。
お子さんを室内で撮影する場合は、少しだけ離れて撮影しましょう。
少し離れるだけで、画角に収まります。
また、少し離れたほうがお子さんの自然な表情を撮影できます。
自分が動いて、すてきな表情を切り取りましょう。
デメリット③|2012年12月に発売された古いレンズ
SEL35F18は2012年12月に発売された古いレンズ。
SONY APS-Cの最新レンズは、動画用に最適な広角域のレンズがほとんどです。
SEL35F18は古いレンズですが、上記の作例の通りきれいな映りをしてくれるレンズです。
カメラボディは、古いとオートフォーカス性能が悪かったり、スマホと連携するような最新機能が使えない場合があります。
しかし、レンズでは機能の違いはほとんどありません。
SEL35F18は発売から10年以上経過していますが、まだ販売されている「良い評価をされたレンズ」ともいえます。
SIGMA (シグマ) Contemporary 30mm F1.4 DC DN (ソニーE/APS-C用)と比較
基本スペックの比較
レンズ | SONY E 35mm F1.8 OSS|SEL35F18 | SIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DN (ソニーE/APS-C用) |
発売日 | 2012年12月 | 2016年3月 |
新品価格 | 約5.0万円 | 約3.3万円 |
中古価格 | 約3.7万円 | 約2.8万円 |
買取価格 | 約2.0万円 | 約1.1万円 |
開放F値 | 1.8 | 1.4 |
焦点距離 /フルサイズ換算(mm) | 35mm /52.5mm | 30mm /45mm |
レンズ内手ぶれ補正 | あり | なし |
最短撮影距離(m) | 0.3m | 0.3m |
フィルター径(mm) | 49mm | 52mm |
重量(g) | 154g | 265g |
公式HP | 詳細を見る | 詳細を見る |
初心者さんにはレンズ内手ぶれ補正がある「SEL35F18」がおすすめ
この2本のレンズの大きな違いは「レンズ内手ぶれ補正」です。
初心者さんは手ブレによって、撮影に失敗してしまいます。
失敗しないために「レンズ内手ぶれ補正」があるSEL35F18がおすすめ。
メイン用途が動画なら「SIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DN」の価格が魅力的
動画用のカメラボディ「ZV-E10」で、メイン用途が動画の場合は「Sigma Contemporary 30mm F1.4 DC DN」がおすすめ。
ZV-E10は、動画撮影時にだけ使用できる「電子式手ブレ補正機能 アクティブモード」があります。
アクティブモードは約1.4倍にクロップされてしまいますが、動画撮影時の手ブレを軽減してくれます。
アクティブモードでは、レンズ内手ぶれ補正の効果はありません。
レンズ内手ぶれ補正がない「Sigma Contemporary 30mm F1.4 DC DN」でも、アクティブモードで手ブレを軽減してくれます。
写真用途ではなく動画撮影がメインだったら「Sigma Contemporary 30mm F1.4 DC DN」の価格が魅力的。
SEL35F18は初心者さんの最初のレンズにおすすめ
「SONY E 35mm F1.8 OSS|SEL35F18 」は、SONY APS-Cミラーレスカメラを検討している初心者さんの「最初のレンズ」におすすめです。
私が最初のレンズにSEL35F18を選んだ理由は、「写真も動画もどちらもやってみたい」「動画用途がメインになるのかわからない」という点でした。
メリット・デメリットを確認して、購入を検討してください。
最新の価格は、下のリンクからご確認ください。